新卒でSES企業に入り、そして1年後に適応障害で退職した私が新卒でSESに入って良かったことと悪かったことをお話しします。
SESと検索すると「ブラック」、「やめとけ」が出るほど、評判が悪いですが、実際に1年いた私が実態を解説します。
メリット
最大のメリットはお金をもらいながらプログラミングを学べることです。
授業料が何十万もするプログラミングスクールが流行っている昨今、お金をもらいながら実践的なプログラミングが学べるのは控えめに言って、最高です。
逆に言うと、プログラミングなどの技術が学べそうになかったら入るメリットはあまりありません。
未経験で技術がない人が、エンジニアとしてのキャリアを形成する最初のステップに適していると言えます。
エンジニアは、技術力を上げて、年収の高い会社へ転職することで年収が上がります。実際に私の知り合いは転職することで年収を100万円ほど上げました。
エンジニアは一つの会社で長く勤めても、年収は上がりにくいです。私の倍ぐらいの年齢の上司よりも若い年齢で他社に転職した人の方が年収が高かったです。
デメリット
デメリットは色々あります。
一つずつ説明していきます。
給料が低い
給料は期待しないでください。低いです。
私の場合、月収20万円ほど(基本給は低く、手当でかさまし)で年収は250万円いかないぐらいでした。
5年ほど上の先輩がいましたが、新卒1年目の私とほとんど給料が変わらず絶望しました…
常駐先によって給料以外別会社
SESは客先に常駐して仕事をしますが、常駐先によって仕事内容、身につくスキル、人間関係、すべてが異なります。
所謂、案件ガチャですね。
最新技術を学べて、社内にドリンクサーバーが付いた快適な環境もあれば、仕事内容は誰にでもできる作業で人間関係も最悪な環境もあります。
こればっかりは配属されてからしかわかりません。
運が悪ければ、客先に一人で行くことも…
しかし、どんな職場、仕事内容であっても、給料は自分の入社した会社から時給で貰うので給料は変わりません。
新卒でSESは無しなのか?
メリットとデメリットを説明しましたが、
結論、新卒でSESに入るのは有りです
確かに、給料の低さや案件ガチャである点は大きなデメリットですが、技術力がお金をもらいながら身につけられるというのはそのデメリットを凌駕する大きなメリットです。
私のおすすめは、未経験で入って1年~2年で転職をすることです。
こうすることで、給料の低さと案件ガチャ失敗の問題を解決することができます。
SESをエンジニアとしての最初の修業の場として考えて入社しましょう。
どうやって会社を探すか
エンジニアの最初のキャリアとしてSES企業を選ぶので、エンジニアとしてのキャリア形成を考えてくれるサービスを活用すると良いと思います。
上記リンクのIT転職プロジンは、無料でキャリア相談や求人の紹介をしてくれるので、興味のある人は相談だけでもしてみると良いかもしれません。
また、学生の人だと、学校に説明会に来ている企業にHPから直接応募すると選考が通りやすいです。
さいごに
何だかんだIT企業で培った技術って、色んな業界で重宝されたりします。
私の場合で言うと、Excelでマクロを作った経験から結構色んなところから求人が来ています。(今のところ行く気はないですが…)
長い人生、一回くらいSESでも何でも、IT企業で働いてみると良いかもしれません。
SESは基本いつでも人手不足なので、すんなり選考が進むことも多いですよ。
どこの選考も進まなくて困っている人は、一度応募してみるのもありだと思います。
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